2009年6月24日水曜日

イスラム金融について

最近某大学の講義に参加しております。ある筋でお会いした教授なのですが、ホントに! 刺激的なのです。
どう刺激的かって?そうですね。世界状況を俯瞰して、日本がいか取り残されている事を感じ手に汗握ってしまう授業です。

聞いているだけで居ても立ってもいられなくなりますが、今はじっくりと情報と知識をため込む時間です。「大きくかがんだ方が高くジャンプできる」というどこかの歌のように・・

昨日は「イスラム世界の影響」でした。

焦点は現在、世界の大半を占めるお金はどこにあるか?そして世界のお金の動きはどうなっていくのか?でした。

現在投資用資産として大きい額は

1.オイルマネー(イスラムマネー) 10,000億ドル(中東を含むイスラム諸国)
2.中国                 2,500億ドル(中国投資銀行保有額)

いうことになります。そのうちオイルマネーを得るためにはイスラム教圏独特の商習慣「イスラム金融」を知らなければ取引すらできません。

イスラム世界はなんと!西欧の「金利」制度がまったく通じないのです。
いわゆるお金を貸しても「利息」がつかないのです!
詳しくは・・割愛します。聞いてくださればお答えいたします。
(イスラム教の聖典「コーラン」に金利を取ることは固く禁止されているためです。)

ということは金利計算をしている書類・制度・コンピュータシステムしか持たない国ではイスラム世界と金融取引ができないのですね!先進的な他国はそれに早くから対応してきました。

そして、世界で最も進んでいるイスラム金融対応はなんとマレーシア。
膨大なオイルマネーの多くはマレーシアを通じて動いているのですね。。。

翻って日本の金融機関は。。。。やっとドバイに駐在所を設置などして研究し、遅れを取り戻すために必死でくらいついています。大分後手を踏んでいるようです。

外交戦略不在と言われて久しく、世界の情報を仕入れれば仕入れるほど私たちがいかに守られた世界で過ごしてきたということを痛感させられます。

対岸の火事ではないことをすこしづつ皆さん実感してきているのではないでしょうか?
私は!!その流れに乗るべく猛勉強しています!皆さんも頑張りましょう!!

興味があればどんどんお話しますので、どうぞお気軽に!

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